第512回 髙橋英一先生「茶懐石について」
今年最初にお越しいただきました瓢亭第14代当主 髙橋 英一先生に、「茶懐石について」のご講演をしていただきました。
京都には宮中文化で発展した「有職(ゆうそく)料理」・寺院から発展した「精進料理」・茶道から発展した「懐石料理」・町衆から発展した「おばんざい」とあり、京料理発展には食器・食材・庖丁と大きな影響を与え特に、箸にはさまざまな種類により作法で食事を楽しむ文化があることを冒頭にお話頂きました。
髙橋先生の出汁のこだわりには会場の皆様からの関心度が伝わってまいりました。
後半には「正午の茶事」の流れについてお話下さり、日頃お茶事に携わっていても気付かなかったことをお話を聞いていて再発見致しました。