第507回 井上八千代先生「所作について」
6月12日は教養講座では初めてのご講演となります、人間国宝でいらっしゃいます井上八千先生にお越しいただきました。
井上流の歴史、京舞の受け継がれて来た伝統について詳しくご説明いただきました。
上方舞、能、人形浄瑠璃の人形振りなどの影響を受けて創設されて以来、激動の時代を乗り越えながら厳しい稽古を重ね伝統を守り続け、代々女性によって受け継がれてきました。
舞台上では舞の一部である歩き方、手の動かし方、袖の扱い、お辞儀の仕方などをお見せいただき、茶道にも通じる美しい所作についてもお話しいただけました。
凛とした佇まいは存在感があり、所作の美しさにお客様の目も奪われていました。